アイスランド旅行。リングロード一周をレンタカーでドライブ。ーIceland trip

2016年9月に一人旅でアイスランド旅行に行ってきました。約一週間のレンタカードライブで、アイスランドのリングロードを一周して色々な所を観光してきました。

今回の目的は、約2000kmのリングロードをドライブで一周する事、そして火山ツアーやヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull)・パフィンを見る事です。他に世界最北の首都レイキャビク(Reykjavík)でオーロラを見たり、有名な絶景の滝(セリャラントスフォス(Seljalandsfoss))やヨーロッパ最西端のラゥトラビャルグ(Látrabjarg)、北西部・東部のフィヨルド地帯、ホットリバー等の温泉にも行ってきました。





・アイスランドとは

まずアイスランドという国についてですが、イギリスの北西にある国で、人口は約30万人ほどで北海道より一回り大きいくらいです。首都のレイキャビクは世界で一番北にある首都です。


地図で見るとこんな感じです。


アイスランド地図

アイスランドという国を知ったきっかけは、ダンサーインザダークという映画に出演していたBjörkです。主演と音楽を担当し、とても素晴らしかったです。調べてみるとBjörkはアイスランド出身という事でした。名前からして北の方にある国で寒そうだなという印象でした。

実際は暖流の影響で冬でも0℃前後でそこまで寒くないです。東京の冬の防寒着でも何とかなります。

その後あまり気にしていませんでしたが、2015年4月にクレイジージャーニーというTV番組で見た氷の洞窟がすごく綺麗で、いつか絶対に行こうと思ってました。また世界で一番治安が良いとか一番幸せとか言う話を聞いたりしてますますアイスランド熱が高まっていき、2016年2月に初めて行ってきました。詳細はまた後日書こうと思っていますが、今回は秋のアイスランドについて書いていこうと思います。

アイスランドにはその国土をぐるりと一周囲む様に、国道1号線が走っておりリングロードと呼ばれています。リングロード一周で約2000kmくらいです。今回の旅では途中、リングロードをはずれて寄り道したので約2200kmくらいドライブしました。結構大変でした。地図でみるとこんな感じです。

・旅行データ

①日時:2016年9月中旬(7泊9日)

②行った所・見たもの:

レイキャビク(Reykjavík)ーアイスランド首都

ヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull)

火山ツアー

オーロラ

セリャラントスフォス(Seljalandsfoss)ー滝

スコゥガフォス(Skógafoss)ー滝

ゴーザフォス(Góðafoss)ー滝

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jökulsárlón)

ヴィーク(Vík):街・黒いビーチ

アークレイリ(Akureyri)ー第2都市

ミーヴァトンネイチャーバス(Myvatn Nature Baths)ー温泉

ラゥトラビャルグ(Látrabjarg)ーヨーロッパ最西端・北西部フィヨルド地帯

セイジスフィヨルズル(Seyðisfjörður)ー東部フィヨルド地帯

ヘプン(Höfn)ー街

セールフォス(Selfoss)ー街

ホットリバー(クヴェラゲルジ:Hveragerði)ー温泉の川


こんな感じでした。


夕焼け雲と山

ミーヴァトンのネイチャーバス

ヴィークのローソク岩

レイキャビクのハルパ

草原の階段

ラゥトラビャルグの崖

馬

氷河湖の青い氷河

ヴァトナヨークトル氷河

セリャラントスフォスの滝

セリャラントスフォスの滝裏

火山の中

火山ツアーのゴンドラ

ホットリバーと紅葉

ハットルグリムス教会

信号

道路と空と雲

紅葉の草原と羊

王道のレイキャビク近郊のゴールデンサークル(ゲイシール間欠泉、グトルフォスの滝、シンクヴェトリル国立公園)という観光スポットとブルーラグーンという世界最大の露天風呂ですが、今回は時間の兼ね合いで行ってません。

時間があればおススメです。アイスランドに来るほとんどの人はここに行ってます。

オーロラも晴れていれば夜7時-11時くらいまで見られます。レイキャビクの街中からも見えますが(今回レイキャビクからオーロラ見えました)、街から離れた暗い場所の方がより見えます。


③費用

飛行機代:約20万円(アイルランド経由)

宿泊費:約9.5万円

食費:約1.5万円

レンタカー代:6.5万円

ガソリン代:4万円

火山ツアー代:4.5万円

→合計約46万円


・旅行プラン

①行き先・日程を決める

まずどこに行くか・日程を決めます。自分の場合はリングロード一周するのとパフィンを見ようと思いガイドブックで調べました。他にアイスランドを紹介しているGuide to Icelandというサイトを参考にしました。

ここである程度調べておかないとパフィンを見に行ったのに9月にはもういなかったという事が起きます(経験談)。

あとは日程との相談です。どれくらい旅行期間を取れるかで行ける場所も決まってきます。今回は少し時間も取れたので、アイスランドの前に2泊3日でアイルランドにも行ってきました。あまりがちがちにスケジュールを決めると後で変更するのが大変なのでまずは一番の目的に合わせてゆるめに予定を立てます。


②航空券の予約

次に航空券の予約をします。

自分はいつもトラベルコちゃんスカイスキャナーでまず調べます。週末より平日の週半ばに検索する方が航空料金が少し安くなっているようなので、その時に予約します。経由地などの組み合わせをいろいろ試して自分の時間とお金に合うフライトを予約します。

王道はスカンジナビア航空でコペンハーゲン経由でアイスランドに行くコースですが、今回はアイルランドによってから行ったので少し変則です。

成田~コペンハーゲン~ダブリン(スカンジナビア航空)とダブリン~ケプラヴィーク(WOWエアー)とケプラヴィーク~コペンバーゲン~成田(アイスランド航空・スカンジナビア航空)の飛行機でした。スカンジナビア航空とeDreams(WOWエアー・アイスランド航空)で予約しましたが、特に問題なかったです。


③レンタカー予約

アイスランドには鉄道網がなく移動は飛行機(国内線)・バス・車・自転車・徒歩(ヒッチハイカーがいました)です。

レイキャビクからそれぞれの観光スポットに行くツアーバスがたくさんあるのでそれを利用して行くのも一つだと思います。今回リングロード一周をレンタカードライブで制覇したいと思い、レンタカーしました。

またレンタカーであれば運転していたちょっと良い景色があったらすぐに車を停めて、景色を楽しめるので良いです。特にアイスランドは素晴らしい景色がたくさんあるので、気ままに自分が気に入った所で好きなだけ時間を取れるので、レンタカーがおススメです。

前回アイスランドに行った時は、Lagoon car rentalという所で借りました。家族経営のアットホームな会社で非常に良くしていただき空港までの送迎も楽しく過ごせました。車の年数もわかるので、冬の雪道を運転する時は新しい車の方が安全かなと勝手に思いこの会社で予約しました。ただ今回は、雪もないのでアイルランドの時と同じ、Rentalcars.comで車を借りました。

道路はわかりやすいのですが、念のためカーナビを借りました。また冬期と違い、スタッドレスタイヤも4WDでなくても大丈夫でした。


レンタカー



④火山の中ツアーの予約


火山の中を探検できるツアーがあると聞き、予約しました。インサイドザボルケーノというツアーで、ゴンドラに乗って火山の中に入って内側から火山を体験できるものです。なかなかできない体験なので面白かったです。


火山の中

小屋での説明




⑤宿泊予約

ここまできたら、あとはちょっとゆっくりでも大丈夫です。大体1日どれくらい運転するか(今回は最長600km/日でした、結構大変なのでできたら300km/日前後くらいが良いです)とどこで何をするかとを考えながら宿泊場所を決めていきます。自分は主にExpediaBooking.comで調べます。

あとで他に行きたい所が見つかった時やプランが変更になった時のため、宿泊数日前までキャンセル料金無料で予約してます。


ゲストハウス


・その他

①Visa

アイスランドは多くのヨーロッパの国々と同様にシェンゲン協定という短期間の滞在(最大90日間)でパスポートの有効期限が出国予定日から3か月以上ある場合、ビザを免除されるという取り決めがあります。

今回は、その旅で最初と最後のシェンゲン協定国であるデンマークのコペンハーゲンの空港で入国・出国審査をしました。そのためダブリンやケプラヴィーク空港では入国・出国審査はありませんでした。


②治安

アイスランドは世界一治安が良いと言われるほどで、特に治安に関しては不安に感じることはありませんでした。レイキャビクでも夜間は人通りが比較的多く街灯も点いており大丈夫でした。ただ安全とは言え犯罪が全くないわけではないので、外国という事を忘れず注意はした方が良いです。


③保険加入

海外旅行に際して、旅行保険は加入しています。一部のクレジットカードの付帯保険でも良いですが、保障金額等をみて念のため改めて旅行保険に入っています。HISの保険料金比較サイト等で検索して加入しています。

④飛行機の乗り継ぎ

成田~コペンハーゲン~ダブリンでコペンハーゲンのカストラップ空港で乗り継ぎがありました。飛行機の乗り継ぎ時間が50分と短かったのでスカンジナビア航空に確認した所、今回のカストラップ空港での標準乗り継ぎ時間は45分なので大丈夫だと思いますとのことでした(実際、大丈夫でした)。

成田~ダブリンまで同じスカンジナビア航空のつなぎの航空券だったので大丈夫だと思いますが、空港によって標準乗り継ぎ時間が異なるので気を付けた方が良いです。また飛行機の発着が遅れたりする事もあるので、乗り継ぎがギリギリのフライトは避けた方が良いです。

⑤wifi・インターネット環境

宿泊施設はほとんど無料wifiがついています。レンタカーと一緒にナビも借りたので道に迷うことはありませんでした。リングロードであれば1本道で標識もあるので基本的には迷うことはないです。そのためあえてインターネット環境を気にしなくても大丈夫です。

ただ色々その場その場で調べようと思うと、個人的にはインターネット環境を整えておく方が良いと思います。具体的には、①日本のキャリアの国際ローミングを使用する、②日本から海外wifiレンタルなどの機器を持っていく、③現地のSIMカードを使用する等があります。

自分は①は使用したことがないのでわかりませんが、②は以前他の国で使用して空港で受け渡しも可能なので便利だなと思いました。ただ先進国では電波の問題はありませんがちょっと途上国に行くと電波が届かなくなりほとんど使用できず大変でした。アイスランドはインターネット環境が整っているので②を使用しても大丈夫だと思いますが、実際使用していないので詳しいことはわかりません。

前回(2016年2月)はアイスランドの空港でvodafoneのsimカードを購入し、それをiphone6s(ドコモでsimロック解除済)に入れて使用していました。インターネットで検索すると詳しい説明がのっているサイトを参考にしました。これで特に問題ありませんでした。

今回は、ヨーロッパ圏のいろいろな国で使えるsimカード(スペインのキャリアorangeのGo Europeというプラン)を使いました。

(2018年2月11日追記:
orangeのGo Europeというプランは使えなくなったようです。2017年6月にスペインに行った時に、Go Europeプランがなく、orangeショップに行って聞いてみたらプランが変わったとのことでした。Mundo 1GBというプラン(ほぼヨーロッパ全域で使用可能なプラン)に変更しました。こちらは1か月7ユーロで1GBまで使えます。通話もできるようです。月額プランなので必要な月(旅行期間中)の分だけチャージしておきます。その後は残額が7ユーロを切るまで毎月7ユーロ引かれていきます。それ以降は料金はかかりません。)

こちらも詳しい説明がのっているサイト(Go Europeの参考サイト)を参考にしました。日本にいながら購入できますが、いろいろアクティベーションが必要だったり、orangeのサイトでの設定が必要だったり少し煩雑になります。

しかし料金が非常に安い(100MB/1€)事、通話も可能な事、ヨーロッパのいろいろな国を周遊するのに一つのsimカードで良い事を考えこれを使っています。simカードの維持も1年に1度使用または最低額を課金すれば良いので非常におススメです。


導入はこれくらいで、アイスランドという国は本当に景色が綺麗です。どこを見てもすごいです。詳細はそれぞれの記事に書きましたのでよかったらご覧ください。

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