アイスランド旅行。火山の中の探検ツアーとクヴェラゲルジの温泉ホットリバーで癒される(Day6)

アイスランド旅行6日目です。

今日は火山の中を探検できるツアー(インサイドザボルケーノ)と、自然の温泉のホットリバー(川の水が温泉)に行ってきました。火山の中ですが、安心して下さい。活火山ではないので安全です。赤・黄色・茶色と不思議な色合いでした。ホットリバーは本当に自然の中にあり、川が温泉ってすごいです。

今日はセールフォス(Selfoss)からついに首都のレイキャビーク(Reykjavík)に行きます。距離にして50kmと今までで一番短い移動です。ゆっくり観光できます。




移動距離は本当に短いです。地図で見るとこんな感じです。



この移動距離であれば朝はゆっくり出発できるはずなのですが、今日はインサイドザボルケーノ( in side the volcano)という火山の中を探検できるツアーに朝から申し込んでいます。これは事前に日本にいる時から、インターネットで予約していました。Guide to Icelandというアイスランドのアクティビティのツアー予約から観光スポットの案内までいろいろな情報が載っているサイトから予約しました。

インサイドザボルケーノはゴンドラで火山の中に降りて、中から火山を楽しむというアクティビティです。5-10月のみ開催しています。必要な道具は用意されているので、防寒着と岩場を歩ける靴があれば大丈夫です。噴火口は大体5-6℃くらいなので結構寒いです。料金は40000円くらいと少し高めですが、火山の中に入れるツアーはかなり貴重だと思います。レイキャビークのホテルから送迎も行っているので便利です。ちなみにTV番組のクレイジージャーニーでもアイスランドの火山ツアーに行っていたので、おそらく同じ所だと思います。



8時30分開始のツアーを予約したので、車で集合場所に向かいました。集合場所はセールフォスからレイキャビークに向かう途中を国道1号線を左に曲がって417号線をしばらく進んで行った所にあります。大体セールフォスから1時間くらいで着きます。集合場所の建物にちょっと早目に着いたのでまだ誰もいませんでした。建物内に入れるので、中で座って待っていました。集合時間になっても誰も現れず、場所を間違えたのかと思い、ツアー会社に電話したところ、そろそろレイキャビークで他のツアー参加者を乗せたバスが到着するのでもうすぐですとのことでした。

しばらくしてバスも着き、ガイドの人が今日の説明をしてくれました。「これから火山口の所まで約3kmくらい歩いていきます。アイスランドは天気が変わりやすくすぐ雨が降ったりするので希望者にはレインコートを貸し出します。まず火山口の所にある小屋に行き、あったかいスープとコーヒーまたは紅茶を飲みます。その後、火山口に行きます。」とのことでした。

今日は曇っていて雨もパラついていたのでみんな、レインコートを借りました。そして火山口まで歩いていきました。火山のマグマが流れた後といった感じで、地面は結構ごつごつしていました。スニーカーでもなんとか行けますが、できたらトレッキングシューズみたいな方が歩きやすいと思います。





こんな感じで皆で一列になって30分くらい歩いて行きました。思っていたより遠いなと思いました。まわりは何にも無い岩と草という感じです。雨が降っていて結構寒かったです。ようやく小屋が見えてきたときはちょっとほっとしました。中に入って紅茶と野菜スープを飲んであったまりました。トイレもあります。それから少し説明があり、7-8名ずつの3グループに分かれて、1グループずつ火山の中に入っていきます。



バンダナみたいな伸縮性のある布が配られそれを頭にかぶり、その上からヘルメットをかぶります。ゴンドラでの移動時、落下防止のため安全装置を腰につけて出発です。小屋から歩いてすぐの所に火山の中に降りるゴンドラがあります。



ゴンドラはそんなに揺れずゆっくり降りて行きました。ゴンドラから下を見下ろすと、雨粒が火山口の入り口から下に落ちていく様子が見えてとても綺麗でした。



下に降りると少しガイドさんから説明があり、その後は自由に自分たちで火山の中を歩きまわれます。物凄く広いというわけではなく、大体400mトラックくらいの広さで高さは200mくらいでしょうか。アップダウンもあり滑りやすいので注意が必要です。

基本的に黄土色の壁面で所々赤や黄色・オレンジの部分があります。この部分はかつてマグマが噴出した跡とのことです。何でこんな色になるかは良くわかりませんが、マグマの跡と聞くと火山の中にいるんだなと実感しました。









火山の入り口からゆっくりと雨粒が降ってきて、静かな火山の中に雨音のみが響いていています。壁面の鮮やかな色と相まって、とても幻想的でした。

第2グループが到着してからしばらくたって第3グループが到着しました。到着したゴンドラで第1グループがゴンドラに乗り帰って行きます。大体30分くらい火山の中にいました。その後小屋で一休みして皆が戻ってきたら一緒に来た道を帰ります。小屋には次の予約時間帯の人たちが来ており、結構混雑していました。

ほとんどの人はレイキャビークからバスの送迎でこのツアーに参加しており、皆一緒にバスで帰るため全員集合するまで待ってから火山口の小屋を出発しますが、自分は車で直接現地集合していたため、帰りは自分で好きな時に火山口の小屋から帰って良いと言われました。なので小屋で一休みしたらすぐに来た道を戻り帰りました。お昼前くらいに元の集合場所に着きました。

火山の中は冷えていて、途中でおなかがゴロゴロしてきたのですが、すぐには地上に帰れないのでちょっとあせりました。中に入る前に小屋の所でトイレを済ませておくと良いと思います。30分くらいの見学時間の内、後半の15分くらいはひたすらゴンドラ乗り場の前で帰れる時を待ってました。自分は第1グループだったので、第2グループが降りてきたゴンドラに乗って戻るのかと思ってましたが、違った様で第3グループが降りてきたゴンドラで他の人と一緒に帰りました。自分の場合はそこまで緊迫した感じではなかったので何も言いませんでしたが、ちょっとやばいと思ったら帰りたい旨を係の人に伝えれば第2グループが降りてきたゴンドラで帰れると思います。

結構歩いて疲れましたが、今日はこのツアーの他に行く所があります。それはホットリバーです。昨日、セールフォスのゲストハウスのオーナーさんに、セールフォスから近いクヴェラゲルジ(Hveragerði)という所にホットリバーという暖かい温泉が流れている川があって楽しいから行って来たらと言われました。ホットリバーってすごい!と思って、これは行かなくちゃと思いました。

ちなみにクヴェラゲルジは、レイキャビークから45kmくらい離れた所にある比較的小さい町で、夜は周りに明かりが少ないのでオーロラが見えやすいという話です。セールフォスも晴れていればオーロラが見えるよと言われましたが、昨日は疲れていたのでオーロラ観察はしませんでした。また、昨日はGuesthouse 14というゲストハウスに泊まりました。日本式!?で玄関で靴を脱ぎます。なんだか嬉しいです。優しいオーナーさんでした。宿泊予約はBooking.comで予約しました。料金は1泊€60で大体7500円くらいでした。清算はクレジットカードでできます。

クヴェラゲルジは火山ツアーの場所からセールフォスに戻る方向に進み30分ちょっとで着きます。火山ツアーからクヴェラゲルジに向かう途中の山からクヴェラゲルジの町が一望できます。



クヴェラゲルジの町の奥にハイキングコース(Reykjadalur Hot Spring Trailhead:google mapで検索すると出てきます)がありそこにホットリバーがあります。ハイキングコースの入り口にカフェがありその周りの道路に車を停めて行きます。

ハイキングコースに沿って緑っぽい色の温水が流れている川があり、あちらこちらで湯気が見えます。







谷底を川が流れています。雄大な景色です。落ちないように気を付けます。




ひたすら歩きます。30分アップダウンありつつ登りました。結構疲れてきました。ホットリバーに入れる所までもう一息です。



途中でお湯が噴き出している所がありました。硫黄の臭いがしてきました。



紅葉した草がとても綺麗です。秋を感じます。



ようやくホットリバーに入れる所が見えてきました。登りが多く、大体1時間弱くらいかかりました。川沿いにウッドパスがあります。



所々、ウッドパスの横に着替えるための目隠し用の木のついたてがあります。結構開放的ですが。あまり気にする人はいない様です。



みんなホットリバーに浸かりながら楽しそうにおしゃべりしてます。自分も水着に着替えて川に入ります。男性も女性もみんなついたてを使って水着に着替えます。意外とうまく着替えられます。

あったかい♨

自然の川とは思えないあったかさで、正にホットリバーです。温度はちょっとぬるめですが川のせせらぎを聞きながらあったかいお湯に浸かってぼーっと空を見上げるという、本当に幸せな時間でした。川底は少し砂利のような感じですが、痛くないので大丈夫です。

暖かい川の外に出るのが辛かったです。昼下がりの日が差している時間だったのでまだ良かったですが、やっぱり外気は寒いです。

とても気持ち良くて癒されました。川からあがった後に、軽く体を洗い流せる水道があると良いなと思いました。タオルでふけば大丈夫ですけど。

こうしてホットリバーに癒された後、また来た道を戻っていきます。途中で湯気がすごいところがあり、一瞬先が見えなくなりました。



風が強いのですぐに湯気を吹き飛ばしてくれますから大丈夫です。どんどん歩いて行きます。帰りは下りが多いので30分くらいで帰れます。

ようやく車に戻り、これからレイキャビークに向かいます。

あっという間に着きました。

今日はレイキャビークのHótel Leifur Eiríkssonという所に泊まります。ハットルグリムス教会(Hallgrimskirkja)という有名な教会の目の前にあります。立地条件は最高です。部屋は広くありませんが、朝食付きでラウンジでお茶も自由に飲めます。宿泊予約はExpediaで行いました。料金は1泊17000円くらいと立地・日にちの関係でちょっと高めでした。駐車場はハットルグリムス教会にある駐車場に無料で停めても良いとのことでした。


夜ご飯を食べに街を探索し、お土産を少し買いました。

そろそろ旅も終盤です。

明日は少しレイキャビークの街を探索します。

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