アイスランド旅行(Day2)。パフィンを探して断崖絶壁のヨーロッパ最西端までドライブ。ここで!?ヒッチハイク。第二都市のアークレイリ。Látrabjarg-Akureyri。ーIceland trip


アイスランド旅行二日目。

今日はヨーロッパ最西端Látrabjargからアイスランド第二の都市アークレイリまで約600kmのドライブです。今日も結構運転します。パフィンを探しに行った断崖絶壁のヨーロッパ最西端Látrabjargで、初めてのヒッチハイク体験をしました。その後第二都市アークレイリまでドライブしました。





Látrabjargからアイスランド第二の都市アークレイリまで約550kmですが、地図で見るとこんな感じです。




フィヨルド地帯はくねくねしているのが良くわかります。まずは宿からLátrabjargまで一気にドライブです。朝7時でまだ薄暗い中、出発しました。この日は天気が悪く雨が降ったりやんだりの繰り返しでした。雨が降っていて砂利道は危険度が増していますが、昨日より坂道はそんなに急ではないので何とか進んで行きました。









道の横の崖に羊がぽつぽついました。アイスランドでは至る所に羊がいます。放し飼いと言っていいのか、いろんな崖にいます。





誰もいないビーチもありました。今は誰も泳がないかな。






約1時間半でヨーロッパ最西端のLátrabjargに着きました。小さい灯台と切り立った崖が印象的です。世界の果てという感じがします。朝早かったので誰もいません。崖の近くに行って下の海を見ていると強風に煽られそうになりました。今ここで落ちたら誰も助けてくれないだろうな。
















なんとなく崖にくると2時間ドラマで犯人が追い詰められ自白するシーンが浮かんできます。日本人だなと思いました。この崖ならすごく良い画が撮れると思います。


駐車場から崖のほうに登って行く道があったので散策してみました。登るにつれだんだん悪路になっていき岩だらけの細い道を、小雨が降る中、レインコートを着てはあはあしながら進んで行きました。





スマホのgoogle mapの現在地から、はじめはこの登った先が最西端だと思い1時間くらい崖の横を登って進みました。どこかにパフィンが一匹くらい残ってないかキョロキョロしながら進みました。途中でさすがに遠いなと思って再度位置を確認したら、灯台が最西端でした。そりゃそうだなと思いました。この崖の横の道はおそらく夏にパフィンを近くで見るための道で、終点は無いんじゃないかと気づきました。

そしてパフィンは一匹もおらず、悲しい気持ちを抱え今来た道を戻って行きました。


ちなみにパフィンは4月の終わりから8月の終わりくらいまでアイスランドで観察することができます。アイスランド等で繁殖し、冬になると北大西洋の南の海洋で過ごすため飛び立ちます。

アイスランドでのパフィンの生息地は、西部フィヨルド地帯のラゥトラビヤルグ、インゴゥルブスホプジ(南部)、ブレイザフィヨルズゥル湾(西部)、ボルガルフィヨルズゥル・イーストリ(東部)です。

他にウエストマン諸島(ヴェストマンナエイヤル)、ブレイザフィヨルズゥル湾、レイキャヴィークの近くのルンドエイ島があります。

パフィンについて詳しいサイトがあるのでこちらを参照ください。またパフィン観察ツアーもあります。



もしこの崖の横の道を登る方がいるなら、溝のあるしっかりした靴と汗をかいた時のため着替えを持って行った方が良いと思います。


車に戻ってアークレイリまで頑張って運転するぞと思って走り出したところで、前方に何か不思議な光景が広がっていました。若い女子が一人、小雨が降る道路の脇で親指を立ててこちらを見ています。あまりにも予想外の光景で目を疑いましたが、これはまさか「ヒッチハイク」というものではないでしょうか。今までの人生でヒッチハイカーに出会った事がなく、女性一人で、というかまわりに何もないヨーロッパ最西端のここで、わざわざヒッチハイクをしている。いろいろ不思議過ぎて戸惑いましたが、これも何かの縁かと思い車を停めました。

話を聞いてみると、アイスランドを2週間かけてヒッチハイクで一周しているとのことでした。とりあえず乗せるのは大丈夫ですと伝えると彼女は「Thank you」といって後部座席に乗りました。タクシーじゃないんだけどなと思いましたが、女性一人だし後部座席の方が安心できるだろうと思い車を走らせました。

カナダ出身の大学生とのことでした。自然が好きでいろいろな所でキャンプして回っているとのこと。個人的にはこんな寒い季節に、屋外でテントで寝泊りするのはかなり厳しいと思いましたが、「I love camping!」と言っていました。

フィヨルド地帯は街らしい街がなく、時々ぽつんとゲストハウスやレストランがある程度でここをヒッチハイクで来るのは本当にすごいなと思いました。ガソリンスタンドもほとんどないので、車で行く予定の方は予めガソリンスタンドを調べておいた方が良いと思います。







雨が降っていて景色はイマイチかなと思っていましたが、何と言うか神秘的で厳かな景色で本当にアイスランドはどこを見ても感動します。ドライブ中にアイスランド出身のSigur Rósの曲を聴いていると、景色と音楽が融合して本当にミステリアスで感動しました。そんなにSigur Rósについて詳しいわけではありませんが、この風土から生まれた音楽なんだなと思いました。





局所的に雨が降り、雲の切れ間から光が差し込む神々しい風景。自然の美しさが至る所に溢れています。


彼女から北西部フィヨルド地帯の付け根の辺りの60号線と61号線の分岐で降ろして欲しいと言われました。この後北上して行く予定と言っていました。悪路が続いており運転に集中していたのであまり会話できませんでしたが、自分とは違う価値観に触れ有意義な時間を過ごせました。これぞ旅の醍醐味ですね。







雨が降ったり止んだり、晴れ間が見えたり、アイスランドでは虹がしょっちゅう出ます。視界を遮る高い建物がないので虹の端から端まで見えます。

60号線から59号線に入ると再び舗装されていない砂利道に突入します。アップダウンはありますが、前日の坂道に比べれば大丈夫です。そこから68号線を経由し、再び1号線、リングロードに戻ってきました。





高い山の山頂には白い雪が見えます。







遠くの山に夕日が差し、どこまでも続く様な送電線。穏やかな景色が続きます。



1号線沿いに山を二つ超えるとアークレイリが見えてきます。アイスランドの第二の都市という事もあり住宅やお店が並んでいます。大きいと言っても車を5分も走らせると街を通り過ぎてしまうくらいの大きさです。





アークレイリ近くのSkjaldarvik Guest Houseに泊まりました。内装・インテリアもおしゃれな感じでとても良かったです。フロントでお願いすると、夜中にオーロラが出た時に起こしてもらえるサービスがあります。屋外にホットタブもあるという事なので、水着に着替えオーロラが出るのをちゃぷちゃぷしながら待ちましたが、この日は曇り空で見えませんでした。

この日もロングドライブだったので、翌日に備えて早目に就寝しました。

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