ウインブルドン当日券(Queue)に並んでテニスを見る。Watching tennis games in Wimbledon (The Championships)

イギリスのロンドンにあるウインブルドンでテニスを見てきました。日本では全英オープン等(英語:The Championships)と呼ばれるテニスの4大大会(グランドスラム)の一つです。チケットを予約せず、”Queue"と呼ばれる当日券を買うための列に並んで中に入りました。

2014年、2015年、2016年と3年連続で行く機会に恵まれたので、これからウインブルドンに行ってテニスを見るぞという人の参考になればと思います。


ウインブルドン当日券でテニスを見る


全英オープンは毎年6-7月に開催され、日本でもNHKで放送されており比較的なじみがあるのではないかと思います。あらかじめ観戦チケットを購入したり、日本の旅行会社の観戦ツアーに申し込んで行く方が多いと思います。

まずウインブルドンの場所ですが、ロンドンの南西にあります。地図で見るとこんな感じです。ロンドンはこの時期日中はちょっと暑いくらいですが、朝晩は冷えるので上着は持って行った方が良いです。


ウインブルドン地図


ウインブルドンへの行き方~当日券・リセールチケット購入

1.地下鉄District線(緑色の路線)Southfields駅

まず地下鉄のDistrict線(緑色の路線)のSouthfields駅に行きます。District線はロンドン中心部からだとEarl's court駅で行き先が分かれているので注意して下さい。Winbledon行きの地下鉄に乗ります。Victoria駅から30分くらいです。

地図で見るとWimbledon駅が近そうですが、坂もありバスに乗らないと行くのがちょっと大変です。初めて行った時はよくわからずWimbledon駅から行きましたが時間もお金もかかるのでオススメはしません。

Southfields駅からは坂もなく徒歩で10分弱くらいです。みんなここで降りるので、そのまま人の流れについて南方向に歩いて行きます。


猫

途中で白黒の猫がいました。


2.ウインブルドンパークのQueueに並ぶ

Southfields駅から歩いて10分くらいすると左側にウインブルドンパークがあります。


ウインブルドンパーク地図

上記地図の赤い星の所が入口で、係の人がいます。ウィンブルドンの会場からは少し離れていますが、当日券の列の入り口はここです。ここでQueueカードをもらって列に並びます。このカードは非常に重要で、後でQueueカードをちゃんと持っているか確認されるので、なくさず持っていてください。ちなみにQueue(キュー)とは英語で列の事です。アメリカではLineと言います。


Queue card

Queueカードはこんな感じです。番号がふってあります。8923番目に並んだみたいです。

Queueと言われている通り、長い列がずっとできています。何日も前からテントで順番待ちをしている人もいます。みんな待ちながらゴロゴロしたり本を読んだりバドミントンしたり、楽しんでいます。途中でテニスのミニゲームが出来る所やTVが置いてあって会場内の試合の様子が見られます。また飲み物を売っている所やトイレもあります。


Queueで並んでいる様子

Queueで並んでいる様子2


待ち時間ですが、待ち始めの時間とその時の状況次第なので何とも言えません。僕は今まで何回か並びましたが、どれも時間はバラバラです。

一番初めは2014年に大会第1日目の昼の12時くらいに行きましたが、当たり前ですがものすごく並んでいて嫌になって一度帰りました。夕方になれば少しすくかなと思って18時にまた行ったらほぼ並ばずスタスタと歩いて行き中に入れました。ただ翌日も同じ時間に行ったらそこそこ並んでいて45分くらい待ちました。

2015年は大会第1日目の14時くらいに行って、大体2時間くらい並んで入れました。2016年も大会第1日目の12時半くらいに行って、大体3時間くらい並んで入れました。だんだん慣れてきて、年々待てるようになりました。

ざっくりした待ち時間予想ですが、ウインブルドンパーク入口の所(係員がQueueカードをチェックする所)から大体1時間半くらいで会場内に入れる感じがします(開場(午前10時30分)前後では待ち時間は変わってくると思いますが)。

途中で手荷物検査があり、そこから歩道橋を通ったらもうすぐチケット売り場です。


3.当日券購入(グランドチケット)

チケット売り場で当日券を購入します。ここでは現金のみの取り扱いなので注意が必要です。また17時前後でチケットの値段が変わります。17時を過ぎると少し安くなります。
2016年は17時より前で£25でした。ちょっと記憶が定かではありませんが、2014年は17時より後で、£14くらいだった気がします。年々チケット代金が高くなっている気がするので今後も変更があると思います。


当日券


4.リセールチケットを購入する

当日券(グランドチケット)があればとりあえず会場内に入ることができ、No.4-19コートでの試合を見ることができます。ただ人気がある選手はセンターコート、No.1-3コートで試合をすることが多く、通常その試合を見るにはそのコート専用のチケットを予め購入していないと見れません。しかし、テニスファンに優しいウインブルドンでは当日に安く購入することができます。それがリセールチケット(Resale Ticket)です。

リセールチケットは、早めに帰ってしまったお客さんが寄付してくれたチケットを再販売したものです。これは15時から販売を開始します。販売場所は18番コートの奥にある、Ticket Resaleという所です。現金のみで購入できます。先に帰ったお客さん次第なので、絶対に購入できるというわけではありません。




リセールチケット地図

赤い星の所です。ここでそれぞれのコート毎に列ができています。15時販売開始なのでそれよりも前から列ができています。


センターコートチケット

No.1コートチケット

2016年はセンターコート・No.1コートのどちらもそれぞれ£10でした。


5.テニス観戦

チケットを購入したら、そのコートに行ってチケットに書いてある席で観戦します。2016年は初めにNo.1コートで錦織戦を途中から見て、終わり次第またリセールチケットの列に並んでセンターコートのリセールチケットを購入し、センターコートでフェデラー戦を見ました。


錦織戦

錦織戦2

コーチ陣

錦織戦です。コーチ陣もいました。


フェデラー戦

センターコートでフェデラー戦を見ました。


ジャックソック

ティプサレビッチ


その後は会場内をウロウロしながら他の選手(ジャックソック)も見ました。またリセールチケットの列からティプサレビッチ戦も観戦できました。

大会初日は夜遅く(22時くらい)まで試合をやっており、グランドチケットだけでも楽しめます。またセンターコートやNo.1コートの横の大きなスクリーンから、中の試合の様子が中継されており、みんな芝生の上でビールを飲みながらワイワイ観戦していました。それ目的で来ている人もたくさんいそうです。


会場内

ある程度待つことが可能であれば、当日券とリセールチケットで人気選手の試合を安く見ることができます。またウインブルドン会場でのんびり飲みながらテニス観戦するという雰囲気を味わうだけでも楽しいと思います。


まとめ

ざっくりしたまとめを書きます。

①地下鉄District線のSouthfields駅から南に向かって歩く
②進行方向の左側にあるウインブルドンパークの入り口から入ってQueueに並ぶ(入口でQueueカードをもらう)
③当日券(グランドチケット)を購入(£25(2016年)、現金のみ)
④18番コートの奥にあるTicket Resale(15時販売開始)で目的のコート(センターコート、No.1-3コート)の列に並んでチケットを買う
⑤テニス観戦


番外編

1.雨が降った時

ロンドンは天気が変わりやすくよく雨が降ります。雨が降るとコートの芝が濡れないようにボールボーイが急いでシートを敷きます。


コートにシートを敷く


2.ロンドンの街中で試合観戦

ロンドンの街中の公園にパブリックビューイングがあり、晴れている日はみんなひなたぼっこがてら試合観戦していました。


公園で試合観戦

この時はみんなでフェデラー戦を観戦していました。

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